「ファッションは好きだけど、香水についてはよくわからない……」
「自分だけの香りに憧れるけど、どうやって選べばいいんだろう……」
このように悩んでいませんか?
実は香水の探し方には「型」があるんです。
この記事では、誰も教えてくれない香水選びの「型」について解説していきます。
この記事を読めば次のことがわかります。
- 香水の探し方には目的によって3つの型がある
- それぞれの探し方にはメリット・デメリットがある
- カイエデモード/カラリア/公式サイトで探すのがおすすめ
5分ほどで読めて、香水探しが一気に簡単になる方法が分かりますよ。
結論! 香水の探し方で重要なのは「3つの型」
香水の探し方には、目的別に3つの型(方法)があります。
何を起点に考えるかによって、探し方は大きく異なります。
「型」を知って自分に合った香水をみつけよう
まず自分起点での香水の探し方です。
次のような人におすすめ!
- 「自分だけの香り/自分に合った香り」を探している人
- これから香水に挑戦する人
- 自分の雰囲気に合う香水が欲しい人
- ファッションの系統が定まっている人
自分の雰囲気やスタイルを中心に考えていく方法なので、自分だけの香りや自分に合った香りを探している人には特におすすめです。
自分の好みやファッションに合う香水を見つけやすいよ
次はシーン起点での香水の探し方です。
次のような人におすすめ!
- シーンによって香水を使い分けたい人
- 自分に合う香水をすでに持っている人
- これから香水を深掘りしたいと考えている人
季節感や会う相手、つけていく場所に合わせて香水を選ぶ方法なので、シーン別に香水を使い分けたい人には特におすすめです
シーン別に「バチっとハマる」香水を探している人はこれだね
最後に香水起点での香水の探し方です。
次のような人におすすめ!
- 意外な出会いを求めている人
- 香水上級者
- 飽き性な人
- 香水にかけるお金に余裕がある人
香水起点の探し方は自分の中で好みが固まっている人におすすめの方法です。
可能性を制限しすぎないことで「意外と自分に合う」香水を見つけられますよ。
新しいスタイルを見つけたい人におすすめ
自分起点での香水の探し方
最初に紹介する方法は、自分起点で考える方法です。
自分の好みやファッションスタイルなどを軸に香水を絞っていくため、自分に合った香水を見つけられます。
使いやすい香水が見つかるのもこの型だよ
- 自分起点で選ぶ具体的な方法
- 自分起点で考えるメリット
- 自分起点で考えるデメリット
の順で紹介します。
自分起点の型
自分起点で香水を探すときは、以下の3ステップで行います。
- 自分の好きな香りの系統を知る
- 自分のファッションスタイル、雰囲気に合う香りの系統をチェックする
- 好きな香りの中から合う香りを絞り込んでいく
まずは自分の好きな香りの系統を知ることから始めましょう。たくさんの香りの系統がありますが、ここでは代表的なものを6つ紹介します。
- フローラル系(お花の香り)
- シトラス系(柑橘類の香り)
- ウッディ系(木々の香り)
- ムスク系(官能的な香り)
- パウダリー系(甘い香り)
- オリエンタル系(お香やスパイスのような香り)
複数の系統にまたがった香水もありますが、メインに据えたい系統を決めましょう。
ざっくりで大丈夫です
より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください
次に自分の雰囲気やファッションスタイルで香りを絞り込みます。
雰囲気やファッションスタイルと香りをマッチさせることで、互いが互いを引き立たせてくれますよ。
ファッションスタイル×香りの例
- モノトーン系×渋めの香り
- スポーティ系×爽やかな香り
- モード系×重ため/渋めの香り
- ゆるふわ系×甘めの香り
上の例では統一感のある合わせを紹介しましたが、ギャップを作る合わせ方も魅力的です。
自分起点での探し方をまとめると次のようになります。
- 好きな香りの系統をざっくり決める
- 自分の雰囲気やファッションに合う香りのイメージを考える
- 好きな系統と合うイメージを掛け合わせて香水を絞り込む
香りを探す作業は、香りを絞り込む作業とも言い換えられますね。
参考までに、私の選び方を紹介します
- 好きなのは「ウッディ系」の香り
- モノトーンスタイルが好きなので、「シックで落ち着いたイメージ」を合わせる
- 「ウッディ系の中でも、渋さのある落ち着いた香水」を選ぶ
自分起点での探し方のメリット
自分起点での探し方のメリットは3つあります。
- ”自分に合う1本”を見つけやすい
- コスパよく香水を楽しめる
- 自分の感性を深掘りできる
「私といえばこれ!」を見つけやすいのは嬉しいね
”自分に合う1本”を見つけやすい
自分起点の探し方では、自分に合う1本が見つかりやすいです。
好きな香りや自分の雰囲気、ファッションスタイルを軸に絞り込んでいくため、パートナーとも呼べる香水が見つかります。
自分にぴったりの香水が見つかった瞬間は感動モノ!
自分に合う香水が欲しい人にはもってこいの選び方ですね。
コスパよく香水を楽しめる
自分起点で香水を探すと、コスパよく香水を楽しめます。
なぜなら自分の雰囲気に合った汎用性の高い香水がみつかるためです。
自分自身に合っているからいつでも使いやすいんだね
香水を手軽に楽しみたい人は、自分起点の探し方一択ですね。
自分の感性を深掘りできる
副次的なメリットですが、自分起点で香水を探すことで自分の感性を深掘りできます。
自分の”好き”や”似合う”の感覚、自分なりの”おしゃれの定義”について今一度じっくり考える機会になるからです。
いわゆる「自己分析」ってやつだね
自分の感覚を再定義する機会は貴重かもね
自分起点での探し方のデメリット
自分起点での探し方のデメリットは、「意外に合う」が起こりづらいことです。
論理的に絞っていくから、予想外の発見はないかもね
ただし、実際に店舗で試す段階で意外な香水と出会える可能性があります。
店舗に行くまでは自分に合う香水に絞って探し、店舗では視野に入れてなかった香水にも目を向けてみましょう。
意外な出会いの可能性を無くさずにすみますよ。
シーン起点での香水の探し方
次に紹介するのは、シーン起点で考える方法です。
「シーン起点で考える」とは、合わせる季節感やつけたい場面、会う相手を中心に香水を選んでいく方法です。
季節感や会う相手、場所などを想像して香水を選ぶため、シーンごとにバシッとハマる香水を見つけられます。
香水を使い分けたい人におすすめの型だよ
- シーン起点で選ぶ具体的な方法
- シーン起点で考えるメリット
- シーン起点で考えるデメリット
この3つに分けて紹介していきます。
シーン起点の型
シーン起点で香水を探すときは、どんなシーンに合わせたいかを考えましょう。
代表的なシーン起点での香水の選び方を3つ紹介しながらイメージを膨らませましょう。
- 季節感に合わせて探す
- 会う相手に合わせて探す
- 行く場所に合わせて探す
の順で紹介していきます。
季節感に合わせて探す
最も代表的なのが「季節に合った香水」を選ぶ方法です。
香水が季節感を捉えていると、人は自然と心地よさを感じます。
以下は季節感を意識した香水の探し方の例です。
- 春:カラフルな春らしい装いに合わせた「華やかな」香水
- 夏:暑さを和らげる「爽やかさのある」香水
- 秋:トーンダウンするコーディネートに合う「落ち着きのある」香水
- 冬:嗅ぐだけで温まる「やさしい甘さのある」香水
上記はあくまで一例です。
「夏=柑橘系」の人もいれば「夏=マリン系」の人もいるよね
大切なのは「自分が好き」と感じることです。
ただし夏の香水選びには注意しましょう。
夏は暑さや湿気のせいで、他の季節よりも香りへの不快感が増幅します。
特に甘い香りやお香の香りを使う時は要注意
蒸し暑いところでは、甘さが不快感につながりやすいんだね
会う相手に合わせて探す
会う相手に合わせて探す方法は、パートナーのいる人や特定の相手によく会う人におすすめです。
「〇〇と会う時の香り」なんて素敵だね
会う相手に合わせて香水を探す時は、次の3つのポイントを意識しましょう。
- 相手の好みに合っているか
- 相手の雰囲気、ファッションとも合いそうか
- 相手と自分でいる時の空気感に馴染むか
あくまでも自分がつける香水であることを忘れないようにしましょう。
自分の好きが最優先です。
また相手に合わせて香水を選ぶ時の注意点として、「小さめのサイズを選ぶ」ことをおすすめします。
その相手と会う以外では使いたくないと感じるかもしれませんし、関係性が変わる可能性もあるためです。
15mlや30mlの小瓶タイプを選ぶのがおすすめだよ
行く場所に合わせて探す
最後に、行く場所に合わせて選ぶ方法をご紹介します。
仕事用の香水を見つけるのもアリだね
場所に合わせて香水を探す時は、「洋服を選ぶ時のように」がポイントです。
- オフィス:清潔感&クリーンさ
- アウトドア:爽やかさ&ナチュラルさ
- 古着屋:個性&複雑さ
- サウナ・温泉:フレッシュさ&落ち着き
- カフェ:シックさ&清潔感(つけすぎ注意!)
次のような場所では、香水がマナー違反になる可能性があるため注意が必要です。
- 仕事場
- 飲食店
- 香水ショップ
共通して言えるのは、周りの人の妨げにならないようにする必要性があることです。
マナーを守って香水を楽しみましょうね。
シーン起点での探し方のメリット
シーン起点での香水の探し方にはメリットが2つあります。
- 会う相手が好感を持ちやすい
- 特定のシーンにハマる香水が見つかる
自分起点で選ぶ時には得られないメリットがあるよ
会う相手が好感を持ちやすい
シーン起点で香水を探すと、相手に好印象を抱かせる香水を見つけやすいです。
季節感や場所と香りが合っていると、人は自然に好感を持ちやすくなります。
特に相手の好みに合わせて香水を選んだ場合、印象はさらに良くなるでしょう。
夏は爽やかな香りに、冬は温かな香りに心惹かれるよね
シーンに合わせて香水を選ぶことで好感を得やすくなります。
特定のシーンにハマる香水が見つかる
シーンに合わせて探すことで、特定のシーンに最適な香水を見つけられます。
シーンごとにバシッとハマる香りを纏うことで、自分も相手も心地よさを感じられます。
”仕事終わり×ビール”で「これこれ!」ってなる感覚に似てるね
心地よさを相手に感じさせるだけでなく、自信を持って香水を纏えるのも大きなメリットです。
シーン起点での探し方のデメリット
シーン起点での探し方にはデメリットもあります。
- 使える機会が限られる場合がある
- 「自分がつける」ことを忘れがちになる
以上の2つのデメリットを押さえて、失敗しないように注意しましょう。
使える機会が限られる場合がある
シーン起点で香水を選ぶと、使える機会が限られる場合があります。
特定のシーンに特化した香水を選ぶことで、汎用性が下がる可能性があるからです。
普段使いする香水をまだ持っていない人は、まずは「自分起点での香水の探し方」に沿って自分に合った香水を手に入れることを強くお勧めします。
「自分がつける」ことを忘れがちになる
シーン起点で香水を探すことで、自分がつけることを忘れがちになります。
シーンに合わせることを重視しすぎてしまうためです。
シーンを重視するあまり自分のファッションと全く合わない、とかね
「香水=自分が纏うもの」という観点が抜け落ちてしまうと、素敵な香水も宝の持ち腐れです。
あくまで香水は自分でつけるもの。「自分が好きか?自分に合うか?」を最優先して購入しましょう。
香水起点での香水の探し方
最後に紹介するのは、香水起点で考える方法です。
「香水起点で考える」方法はこれまでと違い、「自分に合うか?」「あの人の好きな〇〇」などを事前に定めません。
販売員さんの知識や自身の感性を軸に探していく方法です。
予想外の出会いを求めている人におすすめの型だよ
- 香水起点で選ぶ具体的な方法
- 香水起点で考えるメリット
- 香水起点で考えるデメリット
この3つに分けて紹介していきます。
香水起点の型
香水起点での探し方は、「店舗で香りを嗅ぎながら、好きな香りを探していく」方法です。
店員さんから見た”先入観のない”自分の印象や、その時の気分で香水を探せるため、新しい系統の香水と出会いやすいです。
香水起点で探す時には、具体的なシーンや合わせるファッションスタイルを定める必要はありません。
香水を探す目的だけは明確にしておくといいよ
「なんかめんどくさい」を回避するためだね
香水起点で探す時には次のポイントを意識しましょう。
- 目的を明確にしておく(なんとなくでもOK)
- ブランド・行く店を絞り込んでおく
- 店舗の店員さんから”聴く”準備をしておく
他の探し方に比べて難易度は少し高めです。
事前に上記の準備をしたうえで、香水探しを始めましょう。
「でも、香水ショップに入ったら買わなきゃ気まずくなるし……」
「丁寧に接客してくれたのに、買わないのは失礼なんじゃない?」
と悩む人もいるでしょう。
結論、買わずに出て大丈夫です。
「買わずに出ることが失礼」「気まずい」と思うのはお客側の主観によって発生するものです。
私は本当に欲しいと思ったとき、素敵な時間を過ごせたときだけ買っているよ
繰り返しますが、買わずに出ることは全く悪いことではありません。
「買わなきゃ!」と思いすぎるあまり値段を常に気にしたり、店員さんの話を聞かなかったりする方が不誠実です。
本当に自分が欲しいと思ったときに、その対価としてお金を支払う感覚を持っておきましょう。
「大丈夫、大丈夫」って言い聞かせて大丈夫
香水起点での探し方のメリット
香水起点での香水の探し方には2つのメリットがあります。
- 思わぬ出会いがある
- 香水のプロの意見を軸に選べる
特に2つ目は非常に大きなメリットだよ
思わぬ出会いがある
1つ目のメリットは、思わぬ香水と出会えることです。
先入観のない店員さんの意見やその時の気分をベースに探すことで、意外な香水に出会える可能性が高まります。
「自分起点」「シーン起点」にはないメリットだね
思わぬ出会いは思わぬ自己発見とも言い換えられます。
香水を起点に新たな自分のスタイルを見つけたり、自分の好みを発見できたりするのも香水起点で探すメリットです。
香水のプロの意見を軸に選べる
2つ目のメリットは、香水のプロの意見を軸にして香水探しができることです。
香りそのものだけでなく、香りの移り変わりや肌との相性などを考慮して香水を探せるのは大きな利点といえます。
自分にはない観点で香水を選べるのか
まさにプライスレスな魅力だね
ただし、販売員さんは「自分の好みまで把握しているわけではない」ことに注意しましょう。
香りの感じ方は、人によって大きく異なります。どんなに店員さんがいいと思っても、自分で納得できないのなら買うべきではありません。
「せっかく勧めてくれたし……」と妥協せずに、しっかり意思をもって香水探しをしましょう。
香水起点での探し方のデメリット
香水起点で探すデメリットは、後悔するリスクがあることです。
メリットのところでも触れましたが、香水起点の探し方では販売員さんの存在が非常に重要になります。
プロが香水を紹介してくれるため店舗ではどの香水も一層魅力的に感じるでしょう。そのため、衝動的にかってしまうリスクも上がってしまうのです。
複数の香りを嗅ぐと鼻も疲れてくるからね
対処法は目的を明確にしておくことです。なぜ香水が欲しいのかを明確化しておくことで、勢いで買って後悔するリスクを下げられます。
後で後悔しないように、注意点と対処法を頭に入れて香水を探し始めましょう。
「見るだけ」と決めておく、「ピンときたものだけ買う」とルール付けするなども有効だよ
香水の探し方 おすすめサイト3選
「探す香水の系統は決まったけど、どうやって見つければいいの?」
「実際に試しに行く前に、もう少し絞り込んでおきたい」
香水の探し方が分かっても、このように感じてしまいますよね。
そんな人におすすめの香水サイト3選をご紹介します。
- カラリア
- カイエ・デ・モード
- 各ブランドの公式サイト
これらのサイトを活用して、自分に合った香水をリストアップしてみてください。
カラリア
カラリアは香水のサブスクを展開している香水の専門サイトです。
サブスクで購入することはもちろん、自分にあった香水を探すことや香水に関するレビューを見ることもできます。
気になった香りは取り寄せて試せるのも魅力的だね
アトマイザー(小分け)で香水を購入できるので、店舗に行く勇気が出ない人に特におすすめです。
店舗で香りを嗅いで絞っていくのが苦手な人や、下準備をしっかりして店舗で決めたい人は、ぜひ利用してみてくださいね。
カイエデモード
カイエ・デ・モードは、ファッション業界・アパレル業界に従事する人のために、ファッション・フレグランスの情報を発信しているサイトです。
業界関係者に向けて発信しているだけあって、情報がとにかく詳しく整理されています。
- ファッション・香水の両方に興味がある
- 香水をもっと深く知りたい
こう感じる人にはぜひおすすめしたいサイトです。
「情景が目に浮かぶ」巧みな文章が非常に印象的だね
実は私も愛用しているサイトです
各ブランドの公式サイト
各ブランドの公式サイトでは、各香水の詳細な情報や値段の確認から購入まで行えます。
それぞれのブランドの雰囲気・世界観がわかるため、積極的に利用しましょう。
ある程度ブランドが決まっている人におすすめだね
私の好きなブランドのサイトを紹介するので、興味のある人は覗いてみてください。
D’ORSAY(ドルセー)
FREDERIC MALLE(フレデリックマル)
LE LABO(ルラボ)
まとめ:目的に合わせた香水の探し方を実践しよう!
香水の探し方について、3つの型を中心に解説してきました。
香水の探し方で重要なポイントは次の3つです。
- 自分の雰囲気やスタイルに合った香水を探すなら「自分起点」の型
- 季節感やシチュエーションに合わせて香水を探すなら「シーン起点」の型
- 意外な出会いやプロの意見を軸に香水を探すなら「香水起点」の型
目的に合わせた型を用いることで、もっと簡単に香水探しを楽しみましょう。
香水を自身で選んだことがなければ「自分起点」の探し方から始めよう
まずは自分の「好き」と自分に「合う」を探すことからだね
ただ、好きな香りを見つけるにも、香りを嗅いでみないことには始まりませんよね。
そこで、先ほども紹介した香水のサブスク「カラリア」で好きな香りを見つけていきましょう。
カラリアの特徴は次の4つです。
- 毎月届く香水の種類によって「3つのプラン」から選択可能
- 最低1,980円から楽しめる
- 約1,000種類の香り商品から選べる
- 1回限りでの解約も可能
まずはカラリアで好きな香りを見つけてから、香水探しをスタートさせましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント